急性期から在宅まで。
専門性を生かしながら幅広い経験が積める
医師になってから長らく大学病院にいたのですが、院長に誘われて大阪から転居、入職しました。じつは入職前に当院に抱いていたイメージは“高齢者医療中心の病院”だったんです。ですから、専門的な経験はいったんリセットして、今後は高齢者医療をやっていかなくてはと考えていました。ところが、実際は想像と異なり、急性期もしっかりと行っていました。ほとんどできないだろうと思っていた内視鏡は相当数できていますし、今まで培った専門的な知識・経験が役に立っています。ほかにも回復期・リハビリ・地域包括ケアといった医療を提供しており、専門性を生かしながら幅広い経験が積める環境でした。急性期を診たら次は回復期に送り、ひととおりの治療が済んだ後は在宅や老健などの施設、といった具合に患者さんの主治医として長く担当できます。逆に言えば、「幅広い知識」が必要になりますが専門家の先生方が揃っていますので、そうした皆さんに相談しながらいろいろな分野の知識を身につけていけます。
定年まで臨床を。居心地良く、長く働ける病院
勤務を始めて実感したことのひとつに、スタッフの連携の良さがあります。当院の皆さんは本当に親切なんです。礼儀正しく、真面目でフレンドリー。とても仕事がしやすいですね。スタッフには非常に恵まれた職場です。だからでしょうね、5年目に入った今日でもとても居心地良く感じています。
勤務時間に関してもちょうど良いバランスです。あまり暇でも困りますし、多忙過ぎても困りますよね(笑)。皆さん、時間内に仕事を終えて帰っていらっしゃいます。そうした意味で“燃え尽きる”ような病院ではありませんから、長く続けられる環境ですよ。
長く働けるもうひとつの理由としては、ずっと臨床にいられることが挙げられます。大学病院などでは、年齢があがるにつれて臨床よりもマネジメントを任されるケースが多いのですが、当院では定年まで臨床に携われます。ずっと臨床を続けられるのは、僕個人としては大きなメリットです。
住心地の良い温暖な気候、豊富な食、良好なアクセス
大阪から転居してきて、最初、食べ物がちょっと心配でした。けれど食事は美味くて安い、とくに海産物はすごく美味しいんです。果物も豊富で食に関する不満は全くありません。大阪よりも、夏は涼しく冬は暖かいのも良いですね。静岡というと地震を心配される方もいらっしゃいますが、日本全国どこに行っても地震が来ない地域はありません。確率は高いかもしれませんが、逆に街としての備えがしっかりしているので安心です。僕はいま家族と静岡市に住んでいますが、生活でとくに困ることはありませんね。
東京の近さも立地的な魅力です。新幹線を使えば1時間で東京です。学会はどうしても東京開催が多いので、日帰りできるのは有り難いと思っています。